バウンスシャッセ(リッチダンサーの11) 第3戦


キャロットクラブ出資愛馬第20号は、母馬と厩舎の魅力で選んだ馬。

母リッチダンサーは産駒からは2000ギニーGT3着馬を輩出しており、 日本でもホーカーテンペストが芝のマイルで4勝を挙げオープン入り。続く愛馬のフロアクラフトもオープン特別で2着、オークス GTで5着と力を見せる。

ホーカーテンペストはデビュー前にその素晴らしい馬体が話題になった馬で、馬体にこだわる私としては安価だし飛びつきたい母の産駒。日本でも産駒は能力を見せ、やはり母リッチダンサーの仔出しは相当良いと考える。安価で2、3勝馬を目指す私がリッチダンサーの仔を買うのは必然。

今回は関東馬だが、藤沢和雄厩舎となれば別格。アフロディーテでも満足させていただいたし、なんと言っても師の大ファン。この金額で藤沢和雄厩舎というものお得感満載。ましてや馬も素晴らしい。よく約68パーセント程度の抽選を勝ち抜いたものだ。


デビュー前の追い切りはコース全体の5番時計を計時するなど、2歳新馬としては破格の動き。

そしてレースもスタート直後にコーナーという外枠不利なコースで大外枠になるも完勝!!見事デビュー戦を飾る。

しかも芝1800mで勝ち上がりということで、クラシックへの夢は広がる。

しかし、2戦目の札幌2歳ステークス GV 芝1800mは開催12節目でしかも雨でデコボコと超道悪馬場に全く走らずシンガリ負け。最後は追わずに流していた。

姉フロアクラフトもこの手の馬場はさっぱりで、北海道で大敗。そもそも今年は札幌が改装中で函館でのロングラン故にこれだけの馬場悪化を招いた訳だが、我が軍団はズタボロ(T_T)。ただし、東京や京都など主場の広いコースで良馬場ならこんなものではないはず。

前走は度外視。次走巻き返しに期待。

前走後9月1日にノーザンファーム早来に放牧。

10月5日に美浦トレセンに帰厩。


11月2日 東京11R 第2回 アルテミスステークス 重賞 芝1600m 牝馬限定 馬齢に出走!!

10着/10番人気。

大型馬故に反応が鈍く、直線も切れる脚がないことが判明。しかし、そういうことがわかっただけでも今後の方針が立てやすいし、今回初めて馬群に入れて追走出来たことも大きな収穫。

追い切りも新馬戦前に比べてイマイチだったし、1度使われて上積みは大きいと思われる。10着で重賞では力不足だが、自己条件ならもう少しやれるはず。また、距離ももう少しあった方が良い。

オークスGT5着の姉で愛馬のフロアクラフトはこの時期未勝利戦を僅かに勝てずに苦しんでいた。このバウンスシャッセの父は仕上がり遅のゼンノロブロイ。今この時期はいろいろと試して経験を積ませ、来春以降の本格化に備えればそれで良い。

大敗は残念だが収穫の多い1戦だったと考える。10着と言っても18頭立て。今後の巻き返しに期待する。

競馬ブックのスピード指数でも新馬戦の70.0を上回る75.1。走りは良くなっているし、この数字は500万クラスなら勝ち負けの水準。そんなに悲観することはない。


レース回顧と時計の分析、レース後の北村宏司騎手、藤沢和雄調教師のコメントを掲載。

(2013年11月27日完結)

2013年9月10日立ち上げ

●前走後、9月1日にノーザンファーム早来へ放牧に出されました

 初戦の新馬戦を快勝後、同じコースで実施される札幌2歳S GVに駒を進めた我らが愛馬バウンスシャッセですが、リッチダンサー産駒にとって大の苦手の荒れたデコボコ馬場に全く対応できずにシンガリ負けを喫しました。最後は勝敗が決していたので鞍上の四位洋文騎手は追わずに流しただけでしたが、それでもやはりダメージがないわけがなく、レース翌日の9月1日にノーザンファーム早来へ放牧に出されました。

 9月7日、8日のキャロ募集馬見学ツアーに参加されたルクソールさんによりますと、”このあと9月末か10月頭にここを出ることが決まってますが、美浦に行くのか天栄なのかは未定とのこと。”ということです。

 東京や京都など主場の広いコースで良馬場ならこんなものではないはずと思います。次の走りに期待ですね。

これ以降は2013年10月5日に作成

●10月5日に美浦トレセンに帰厩しました

 10月3日に更新されましたクラブ公式HPバウンスシャッセの近況報告は次の通りです。

3日にNF天栄へ向けて移動しました。このあとは体調を見ながらトレセンへの移動を検討していきます。


 ということで、4日にでも天栄到着か何かの近況更新があると思っていたのですが、それはなく、5日に次のような更新がありました。

5日に美浦トレセンへ帰厩しました。

 北海道でもハロン13秒の相当速いところまで乗られていましたし、早めの帰厩は嬉しいですね。

これ以降は2013年10月28日に作成

●気になる特別登録表(11月2日 東京11R アルテミスステークス 重賞)

特別登録表 11月2日 東京11R 第2回 アルテミスステークス 重賞 芝1600m 牝馬限定

第1回登録完了馬 全25頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
ヴィスビー 江田照男 54.0  7/28 新馬 新潟芝1600
ウインリバティ 池添謙一 54.0 10/06 未勝利 京都芝1600
グラスプリマ 54.0 10/12 プラ5下 東京ダ1600 10
クリスマス 武豊 54.0  7/21 函館GV 函館芝1200
クリノイザナミ 54.0 10/27 きん5下 新潟芝1600 11
クリノコマチ 54.0 10/27 くる5下 東京芝1400 10 12
サクラパリュール 戸崎圭太 54.0 10/05 新馬 新潟芝1600
スイートガーデン 蛯名正義 54.0 10/19 新馬 東京芝1600
セレナビアンカ 田中勝春 54.0 10/19 未勝利 新潟芝1600
ダイワソフィー 丸田恭介 54.0 10/13 新馬 東京芝1400
ツクバアスナロ 横山典弘 54.0  9/15 未勝利 中山芝1600
トーセンシルエット 大野拓弥 54.0  8/31 札幌GV 函館芝1800 10
ニシノアカツキ 後藤浩輝 54.0  8/10 未勝利 新潟芝1600
ニシノミチシルベ 松岡正海 54.0 10/05 サフ5下 東京芝1400
バウンスシャッセ 北村宏司 54.0  8/31 札幌GV 函館芝1800 14
パシフィックギャル メンディザバル 54.0  9/28 芙蓉OP 中山芝1600
ハッピーベリンダ 横山典弘 54.0 10/12 未勝利 東京芝1600
ハツガツオ 54.0 10/12 プラ5下 東京ダ1600 14 14
プライマリーコード 三浦皇成 54.0 10/05 デイGU 京都芝1600
マイネグラティア 石橋脩 54.0  8/25 新潟GV 新潟芝1600
マイネグレヴィル 柴田大知 54.0  8/31 札幌GV 函館芝1800
マユキ 内田博幸 54.0 10/05 サフ5下 東京芝1400
マーブルカテドラル 田辺裕信 54.0  9/28 芙蓉OP 中山芝1600
ミュゼリトルガール 柴田善臣 54.0 10/05 サフ5下 東京芝1400
ヤマニンアリエッタ 高倉稜 54.0 10/12 りん5下 京都芝1400

表中 青字は賞金で出走確定の馬。残りは15/22の抽選。赤字は百日草特別にも特別登録している馬。

●気になる特別登録表(11月3日 東京9R 百日草特別)

特別登録表 11月3日 東京9R 百日草特別 2歳500万下 芝1800m 混合

第1回登録完了馬 全28頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アルバート 55.0 10/13 未勝利 東京芝1800
ヴィスビー 54.0  7/28 新馬 新潟芝1600
ウインフェニックス 石橋脩 55.0 10/19 いちOP 東京芝1800
エキマエ 江田照男 55.0  9/07 未勝利 中山ダ1800
キーンソード 三浦皇成 55.0  9/28 芙蓉OP 中山芝1600
グラスプリマ 柴田善臣 54.0 10/12 プラ5下 東京ダ1600 10
サクラパリュール 戸崎圭太 54.0 10/05 新馬 新潟芝1600
セレナビアンカ 54.0 10/19 未勝利 新潟芝1600
ダイワソフィー 54.0 10/13 新馬 東京芝1400
ダウトレス 55.0  8/25 新潟GV 新潟芝1600
タブレットピーシー 田中勝春 55.0  9/21 未勝利 中山芝1800 16
ツクバアスナロ 横山典弘 54.0  9/15 未勝利 中山芝1600
トーセンカフェ 後藤浩輝 55.0  9/17 未勝利 中山芝1800 11
ニシノアカツキ 54.0  8/10 未勝利 新潟芝1600
ニシノミチシルベ 松岡正海 54.0 10/05 サフ5下 東京芝1400
バウンスシャッセ 北村宏司 54.0  8/31 札幌GV 函館芝1800 14
パシフィックギャル リスポリ 54.0  9/28 芙蓉OP 中山芝1600
ハッピーベリンダ 横山典弘 54.0 10/12 未勝利 東京芝1600
ハツガツオ 54.0 10/12 プラ5下 東京ダ1600 14 14
ピオネロ 蛯名正義 55.0  8/31 札幌GV 函館芝1800
ファーストオーサー 55.0 10/19 いちOP 東京芝1800 12 10 14
マイネオーラム 柴田大知 54.0  9/28 芙蓉OP 中山芝1600 10
マイネグラティア 54.0  8/25 新潟GV 新潟芝1600
マイネルアウラート 柴田大知 55.0  9/28 芙蓉OP 中山芝1600 10
マイネルゾンネ 55.0  9/29 未勝利 中山芝1800 13
ミュゼリトルガール 柴田善臣 54.0 10/05 サフ5下 東京芝1400
リターンラルク 田辺裕信 55.0  8/10 コスOP 函館芝1800
レッドオラシオン 吉田豊 55.0 10/14 未勝利 東京芝2000 11 13 11 10

表中 赤字はアルテミスステークスにも特別登録している馬。

●特別登録段階での各紙の評価(アルテミスステークス)

競馬ブック

有力馬のポイント

マーブルカテドラルの新潟2歳Sは力んでいた分、伸びを欠いたが、いちょうSを勝った2着馬とは時計差がなかった。続く芙蓉Sでは上手に走れていたし、終い11秒7−11秒6−11秒9の流れを差し切った内容が上々だ。東京で新馬勝ちしているのは強みに。

 マイネグレヴィルは福島で新馬勝ちしたあと函館へ転戦。ここまでは小回りばかり。先行力を生かして安定した成績を残してきた。札幌2歳Sは先行有利の馬場状態が味方したとはいえ、クビ差の惜敗で後続に7馬身差。1600メートルに対応できるだけのスピードがあり、直線が長い東京でも注目できる。

 パシフィックギャルは芙蓉Sで3着だが、勝負どころでモタつきながらも渋太く末脚を伸ばしてきた。1800メートルの2戦は先行していたが、差す競馬でもなかなか味がある。前走のレースぶりなら直線が長い東京はプラスになりそう。

 ニシノミチシルベはサフラン賞で出遅れたが、距離のロスなく追い上げ、直線でも外へ持ち出してからは比較的スムーズな競馬ができた。東京の長い直線にマッチするし、新馬勝ちの1600メートルの方がレースはしやすそう。相手強化でも。

 クリスマスは函館2歳Sを制して2戦2勝。新馬はレコードで後続に7馬身差をつけたし、前走で2番手からの競馬ができたのは収穫だった。まだフラフラしていて成長の余地は十分。休み明けに加えて、初コースで距離延長。条件は厳しいが、注目の価値はある。


 バウンスシャッセは札幌2歳Sで大差のしんがり。キャリア1戦の牝馬にあの馬場は可哀相だった。新馬では物見したというが、なかなかの勝ちっぷりだったし、馬場が良ければ反撃可能だろう。

 マイネグラティアも新潟2歳Sでは力んで走っていた。伸びを欠いたのも仕方がない。東京1600メートルで新馬を勝っており、距離には問題がない。ダリア賞2着を見直す。

 マユキは昇級のサフラン賞で5着止まりだが、スタート直後にゴチャついて流れに乗れなかったのが痛い。ゴール前はよく伸びて勝ち馬と互角の上がり。作戦の幅が広がったし、厳しい経験をしたことが重賞の舞台で生きそうだ。

 ミュゼリトルガールは2番手から新馬を勝ち、昇級のサフラン賞は追い込んで3着。ディープ産駒で前走のような競馬が理想だろう。まだまだ強くなりそう。

デイリー馬三郎

特別登録段階でのみどころ

昨年に新設された2歳の牝馬重賞。鋭く追い込み2着に入ったアユサンは、その後に桜の女王に輝いた。今年も将来性豊かな若駒が、大舞台を夢見て対決する。

 夏の函館で強烈な存在感を示したクリスマス。デビュー戦をメリハリの利いた逃げで圧勝すると、函館2歳Sは速い流れを2番手から抜け出し、1番人気に応えて快勝した。有り余るスピードをどうコントロールするかがポイントになるが、血統的に距離延長は問題なく、ポテンシャルも抜けている。
 
 一戦ごとに確かな成長を示しているマーブルカテドラル。前走の芙蓉Sでは陣営が意図した通りの差す形で快勝した。血統や馬体面からも将来性は高く、連勝でのタイトル獲得を狙える。

 プライマリーコードはデビュー2戦目で果敢にデイリー杯2歳Sに挑んだが5着。しかしながら、スローの新馬戦とは真逆のタイトな流れだったことを考慮すれば、悪くない内容だった。通用する能力を秘めている。

 センスあふれる内容でデビューVを決めたダイワソフィー。勝ち時計の1分22秒3も新馬戦としては優秀で、ポテンシャルは引けを取らない。

 ウインリバティは未勝利戦を1分33秒9の好タイムでV。府中コースも合いそうだ。札幌2歳Sは馬場と距離がこたえたトーセンシルエット&
バウンスシャッセの反撃にも注意したい。

これ以降は2013年10月30日に作成

●追い切り情報(10月30日更新)

前走前 8月28日 函館芝 良馬場 ゴール前仕掛け

四位洋文
5F 64.9
4F 49.6
3F 36.6
1F 11.9[3]
パシャドーラ(3歳500万下)直線一杯の外を0.7秒追走クビ先着



10月6日 美浦南坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.6
3F 44.7
2F 30.0
1F 14.4


10月9日 美浦南ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

助手
3F 43.8
1F 13.9[5]


10月10日 美浦南ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

五十嵐雄祐
4F 56.0
3F 41.4
1F 13.4[8]
デルカイザー(2歳未勝利)直強めの外を0.4秒先行同入


10月12日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.8
3F 44.7
2F 29.2
1F 14.5


10月13日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.9
3F 40.2
2F 26.1
1F 13.0
ルルーシュ(古馬オープン)馬なりを1.2秒先行同入


10月16日 美浦南ダート 不良馬場 馬なり余力

助手
4F 54.0
3F 40.1
1F 13.0[5]
レッドルーファス(古馬500万下)馬なりの内を0.8秒追走0.4秒遅れ


10月18日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 63.0
3F 47.0
2F 30.8
1F 14.8


10月20日 美浦坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.8
3F 42.6
2F 28.5
1F 14.4


10月23日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.8
3F 39.1
2F 25.6
1F 12.6
マデューロ(古馬500万下)馬なりを0.2秒先行同入


10月26日 美浦南坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.0
3F 45.7
2F 30.6
1F 14.9


10月27日 美浦南坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.2
3F 40.6
2F 26.6
1F 14.9
レンディル(障害オープン)馬なりを0.6秒追走0.2秒先着


10月30日 美浦南芝 重馬場 馬なり余力

杉原誠人
5F 69.9
4F 53.5
3F 38.8
1F 12.2[2]
スーパームーン(古馬1600万下)馬なりの外を1.0秒先行0.2秒先着
 10月6日、長距離輸送直後ですが、早くも15−15で追い切られました。元々北海道ではハロン13秒くらいまで乗り込まれていましたし、19日のいちょうS OP辺りに間に合いそうな気がしますが・・・。

 10月9日、短いところをハロン14秒程度で追い切られました。まだそんなにすぐに出走するようでもないですし、時間をかけてじっくり調整と言った感じですね。

 10月10日、未勝利馬の調教相手を務めました。こちらは出走までまだ3週あり、追い切りをし始めた段階ですので、ちょうどいいのでしょうね。これから徐々に強い追い切りをかけられることになります。
 以下は10月10日に更新されましたクラブ公式HPバウンスシャッセの近況報告です。
「週末は変則日程になることもありますし、組み合わせの兼ね合いも考えて追い切りは水曜日でなく今日木曜日に行いました。昨日は僕が跨りましたが雰囲気は良かったですよ。今朝は調教を手伝ってくれている五十嵐ジョッキーに跨ってもらってウッドコースで3頭併せでした。先行して外目をまわる内容だったのですが、しっかり動けていたし、序盤としては悪くないでしょう。これからまたじわじわとピッチを上げていって競馬へ向かえればと思っています。まだ正式確定ではないのですが、本線は百日草特別になると思います」(津曲助手)
 ということで、序盤としては悪くなかったそうです。次走予定はデイリー馬三郎では百日草特別か阪神JFとありましたが、やはりまだ未確定のようです。仕上がり具合次第でしょうね。

 10月12日、15−15で追い切られました。若干ハロン15秒を切ったので時計になりました。順調で何よりですね。

 10月13日、13−13程度までペースを上げられました。オープン馬のルルーシュに胸を借りています。後はもう少し終いが伸びてくれればいいのですが・・・。もっとも、レースまではまだまだ日がありますし、初戦のように、追い切り本数をこなして本気仕上げで勝ちに行くのでしょうね。軽い仕上げで勝てるほどの馬ではなさそうですし・・・。

 10月16日、台風の影響で美浦はダートコースしか開けられませんでしたから、ダートコースで追い切られています。古馬500万クラスの実力馬・レッドルーファスに胸を借りて追い切られましたが、大きく離されました。出走予定はまだ2週間ありますし、これでいいのですが、現状ではまだ追い不足ですね。そしてダートはイマイチっぽいですね。

 10月18日、ほとんど時計にならない程度の追い切りですが、最後の1ハロンが15秒を切った為に時計として計時されました。順調ですね。

 10月20日、15−15強めで追い切られています。水曜日にそれなりの時計を出すでしょうから、それがどのくらいかですね。

 10月23日、古馬500万クラスの先輩に胸を借りて調教されました。全体の時計もまずまずですし、何よりも終いの伸びが良いですね。馬三郎でも”動き軽快B”と高評価をいただいております。前走はシンガリ負けですが、いきなりから勝ち負けだと思います。

 10月26日、ほとんど時計にならない15−15での追い切りですが、最後の1ハロンが15秒を切った為に時計として計時されています。

 10月27日、14−14程度だと思うのですが、終いの時計を要しています。どうしたのでしょうか。

 10月30日、美浦の芝は苦手な重馬場だったようです。それでも最後までしっかりと伸びていますし、状態は良いと思います。
 以下は10月30日に更新されましたクラブ公式HPバウンスシャッセの近況報告です。
「今朝の追い切りに跨らせていただきました。本馬場での追い切りだったのですが3頭併せの中軽快なフットワークで駆けていましたし、ゴール板を過ぎてからも余力があっていい動きを見せてくれましたよ。具合はよさそうに思いますし、きれいな馬場なら巻き返してくれるはずだし、期待したいです」(杉原騎手)「ここまで順調に来ることができました。しっかり乗ってきて体調面も問題ないと思いますよ。今朝の追い切りは誠人が乗って行いましたが、乗り手も良かったと言ってくれているし、傍から見る動きも良かったと思えましたからね。前回は馬場が悪くなって馬も可哀想でした。ダメージを考えてやめていたような競馬でしたし、あの結果は参考外ですよ。馬場コンディションが良ければ巻き返す余地は十分にあると思いますし、頑張ってほしいですね。今のところはアルテミスステークスへトライしようと先生から聞いています」(大江原助手)今のところ11月2日の東京競馬(アルテミスS・牝馬限定・芝1600m)北村宏騎手で出走を予定しています。
 ということで、やはり乗り役としてもいい感触だったようです。レースでは”良馬場なら”と注文がつきますが、今のところ2日は良馬場のようですし、良い馬場でどのくらい走るのか見たいですね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。最後の追い切りだけを見ているとなんだか物足りない気もしますが、全体の量や今までの追い切りの動きはなかなか良かったです。ただ、新馬戦前はもう少し動いていたと思いますし、本来は1度使われて次というところでしょうか。今回上位なら、次は激アツです。

●気になる出馬想定表(11月2日 東京11R)

出馬想定表 11月2日 東京11R 第2回 アルテミスステークス 重賞 芝1600m 牝馬限定

想定数23頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
ヴィスビー 江田照男 54.0  7/28 新馬 新潟芝1600
ウインリバティ 池添謙一 54.0 10/06 未勝利 京都芝1600
クリスマス 武豊 54.0  7/21 函館GV 函館芝1200
クリノイザナミ 54.0 10/27 きん5下 新潟芝1600 11
サクラパリュール 戸崎圭太 54.0 10/05 新馬 新潟芝1600
スイートガーデン 蛯名正義 54.0 10/19 新馬 東京芝1600
セレナビアンカ 田中勝春 54.0 10/19 未勝利 新潟芝1600
ダイワソフィー 丸田恭介 54.0 10/13 新馬 東京芝1400
ツクバアスナロ 横山典弘 54.0  9/15 未勝利 中山芝1600
トーセンシルエット 大野拓弥 54.0  8/31 札幌GV 函館芝1800 10
ニシノアカツキ 後藤浩輝 54.0  8/10 未勝利 新潟芝1600
ニシノミチシルベ 松岡正海 54.0 10/05 サフ5下 東京芝1400
バウンスシャッセ 北村宏司 54.0  8/31 札幌GV 函館芝1800 14
パシフィックギャル メンディザバル 54.0  9/28 芙蓉OP 中山芝1600
ハッピーベリンダ 横山典弘 54.0 10/12 未勝利 東京芝1600
ハツガツオ 武士沢友治 54.0 10/12 プラ5下 東京ダ1600 14 14
プライマリーコード 三浦皇成 54.0 10/05 デイGU 京都芝1600
マイネグレヴィル 柴田大知 54.0  8/31 札幌GV 函館芝1800
マユキ 内田博幸 54.0 10/05 サフ5下 東京芝1400
マーブルカテドラル 田辺裕信 54.0  9/28 芙蓉OP 中山芝1600
ミュゼリトルガール 柴田善臣 54.0 10/05 サフ5下 東京芝1400
ヤマニンアリエッタ 高倉稜 54.0 10/12 りん5下 京都芝1400

表中 青字は賞金で出走確定の馬。残りは15/20の抽選。赤字は百日草特別にも特別登録している馬。

フルゲート18頭のところに現在23頭出馬想定されています。今のところ15/20という当選確率になります。信頼できるクラブ公式HPでも”除外の可能性ありB”です。除外になっても百日草特別には出走できそうですが・・・。

これ以降は2013年11月1日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 11月2日 東京11R 第2回 アルテミスステークス 重賞 芝1600m 牝馬限定 出走数18頭 非当選除外4頭
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
ヴィスビー 江田照男 54.0  7/28 新馬 新潟芝1600
クリスマス 武豊 54.0  7/21 函館GV 函館芝1200
サクラパリュール 戸崎圭太 54.0 10/05 新馬 新潟芝1600
セレナビアンカ 田中勝春 54.0 10/19 未勝利 新潟芝1600
ダイワソフィー 丸田恭介 54.0 10/13 新馬 東京芝1400
ツクバアスナロ 横山典弘 54.0  9/15 未勝利 中山芝1600
ニシノミチシルベ 松岡正海 54.0 10/05 サフ5下 東京芝1400
バウンスシャッセ 北村宏司 54.0  8/31 札幌GV 函館芝1800 14
パシフィックギャル メンディザバル 54.0  9/28 芙蓉OP 中山芝1600
ハッピーベリンダ 横山和生 54.0 10/12 未勝利 東京芝1600
ハツガツオ 武士沢友治 54.0 10/12 プラ5下 東京ダ1600 14 14
プライマリーコード 三浦皇成 54.0 10/05 デイGU 京都芝1600
マイネグラティア 石橋脩 54.0  8/25 新潟GV 新潟芝1600
マイネグレヴィル 柴田大知 54.0  8/31 札幌GV 函館芝1800
マユキ 内田博幸 54.0 10/05 サフ5下 東京芝1400
マーブルカテドラル 田辺裕信 54.0  9/28 芙蓉OP 中山芝1600
ミュゼリトルガール 柴田善臣 54.0 10/05 サフ5下 東京芝1400
ヤマニンアリエッタ 高倉稜 54.0 10/12 りん5下 京都芝1400

表中 騎手の太字は乗り替わり

 結局バウンスシャッセは15/19の抽選を見事に突破!!アルテミスステークスへの出走が確定しました。

 ウインリバティ(池添謙一)、スイートガーデン(蛯名正義)、トーセンシルエット(大野拓弥)、ニシノアカツキ(後藤浩輝)の4頭が非当選除外になりました。特にトーセンシルエットは百日草特別には登録もしておらず、今週の出走断念となりました。

●東京芝1600mコース解説

 スタート地点は向正面奥。バックストレッチは緩やかな下り坂になっており、あまりペースは緩まず、縦長の馬群で平均ペース以上になりやすい。3コーナー手前にさしかかるところで緩い上り坂。
 最後の直線が長いので、3〜4コーナーでは馬群が凝縮せずに、追い出しにかかるのは直線に入ってからになる。逆に言えば、直線に入った直後はインコースで馬群が密集しやすい。ここを上手に捌けるかがポイント。
 マイル戦としては、日本一タフなコースで、逃げ切るのはかなり難しい。上のクラスになればなるほど差しが決まる。かといって、追い込み一辺倒でも厳しく、ある程度先行力と末脚の持続力が必要。
 マイル以上の距離適性が求められ、中距離もこなせるスタミナを持つ馬の方が心強い。
 枠順は差し・追い込み馬はできれば外枠、逃げ・先行馬は内枠が欲しいが、全体的にはそれほど有利・不利はない。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行〜差し
ポイント マイル以上の距離適性、末脚の持続力
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、トニービン、フジキセキ
連対騎手ベスト 武豊、横山典弘、蛯名正義、ペリエ、後藤浩輝
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分37秒3 1分37秒7 1分38秒0 1分40秒1
2歳未勝利 1分36秒6 1分36秒9 1分37秒6 1分39秒6
2歳500万 1分36秒1 1分36秒9 1分39秒7
2歳オープン 1分36秒0
3歳新馬 1分37秒7 1分37秒9 1分40秒2
3歳未勝利 1分35秒8 1分36秒4 1分36秒8 1分37秒2
3歳500万 1分35秒1 1分35秒2 1分36秒8 1分37秒2
古馬500万 1分35秒1 1分35秒6 1分36秒1 1分37秒9
古馬1000万 1分34秒6 1分34秒8 1分36秒0 1分39秒1
古馬1600万 1分34秒1 1分34秒1 1分35秒6 1分37秒2
古馬オープン 1分33秒8 1分33秒6 1分37秒6 1分37秒6

●騎手は北村宏司騎手 ほっさん評価「A−」

 今回のバウンスシャッセの鞍上は元藤沢和雄厩舎所属騎手で、現在は内田博幸騎手と並んで藤沢和雄厩舎の主戦騎手である北村宏司騎手です。昨年は88勝、本年はここまで81勝で全国騎手リーディングの堂々8位であり、もはや日本のトップジョッキーにまで成長しました。

 元々騎乗技術はかなりのものがあり、若い時は頼りない部分もありましたが、有力馬などの騎乗を重ねる中で今では凄く信頼のおける騎手の1人です。

 更に馬の育成・教育に長けており、豊富で優れた育成手腕は西の佐藤哲三騎手、東の北村宏司騎手と思わせるほどであり、今回も結果云々だけでなく、経験の浅いバウンスシャッセに競馬を教えるという意味でも期待の大きな騎手です。


 北村宏司騎手は、ほっさん愛馬への騎乗は6回目ですが、特にマドリードシチーでの走りが印象的で、自厩舎の武士沢友治騎手ばかりを乗せる中野渡清一調教師が珍しく違うジョッキーを乗せてきた(武士沢友治騎手が福島遠征の為)その人が、この北村宏司騎手でした。
 それまでいいところがなかったマドリードシチーを7着と出走奨励金を貰える着まで頑張らせ、当時素晴らしい騎乗だったと感銘を受けたことを今でも鮮明に覚えています。もちろん、その当時とは比べ物にならないほど技術も上達されています。

 また、当サイトの常連様の持ち馬ビンテージチャートやオッキオディガットを7番人気で勝ちあげるなど、頼もしい限り。当然その手腕に対する期待は大きく、非常に楽しみです。


 2013年10月31日現在、JRA通算961勝。GT1勝、重賞21勝。勝率9.0パーセント、連対率17.7パーセントといずれもなかなかの数字である。

 昨年(2012年)は88勝、勝率9.7パーセント、連対率19.7パーセント、本年(2013年)ここまで81勝で全国騎手リーディングの堂々8位です。勝率10.8パーセント、連対率20.2パーセントはもはや一流の成績です。



 北村 宏司(きたむら ひろし)は1980年7月24日生まれの33歳。日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンター所属(フリー)の15年目の騎手である。デビューから長年藤沢和雄厩舎所属だったが、2011年1月1日付けでフリーになった。


 馬術の国体選手だった父親が、家で馬を飼っていたこともあり、幼少の頃から乗馬に親しんでいた。

 1999年に騎手デビュー。同期には二本柳壮、高田潤らがいる。初騎乗は同年3月6日、中京競馬第4競走のイブキアーンドランで、16頭立ての16着だった。初勝利は同年3月14日、中山競馬第2競走で、タイキコンコルドに騎乗してのものであった。その年は6月に左足を骨折し、それによる1ヶ月の休養があったものの37勝を挙げ、JRA賞(最多勝利新人騎手)を獲得した。

 デビュー翌年の2000年1月30日、東京競馬場での東京新聞杯を単勝7番人気のダイワカーリアンで制して重賞初勝利。その後もこの年から38勝→54勝→41勝→78勝→65勝→59勝と堅実に勝ち星を挙げ、関東リーディングの上位に名を連ねる。

 所属の藤沢和雄厩舎はGTによく管理馬を送り出すが、北村が騎乗していた馬がGT出走になると他のリーディング上位の騎手や外国人騎手に乗り替わりというパターンが多かった。しかし、岡部幸雄が2005年に引退して以降は実力のある馬の騎乗が回ってきている。また、藤沢も2006年からは「日本人騎手育成のためにオリビエ・ペリエ、ケント・デザーモなどの外国人騎手に依頼せずに(自身の厩舎に所属する騎手を中心とした)日本人騎手に依頼する」と宣言しているため、更に有力馬への騎乗機会が増えている。

 ダンスインザムードに騎乗した2005年の天皇賞(秋)では、それまで不振に陥っていた同馬を、前年に2着したときと同じような先行3番手という競馬を試みた結果、僅差の3着に粘らせ復活させた。さらに2006年のヴィクトリアマイルでは同馬を桜花賞以来2年ぶりの勝利に導き、自身初のGTタイトルを獲得。同時にヴィクトリアマイルの初代優勝騎手となった。(これが唯一のGT制覇)

 そのヴィクトリアマイルの8日後には、東西騎手対抗サッカー大会に参加。この場でも、東軍(Jスマイル)を勝利へと導き、MVPに選ばれるという活躍を見せた。

 2007年9月、通算500勝を達成。

 2008年、アメリカ合衆国へ遠征していた自厩舎のカジノドライヴのピーターパンステークスへ向けての調教を行うためのパートナーとして渡米し、5月7日の追い切り後に帰国した。その帰国直後の5月11日に京都競馬場で行われた第12競走でジェイケイボストンに騎乗し、最後の直線で前の馬と触れてつまずいたことにより落馬し、その後左前腕部骨折、左大腿部挫創と診断された。なおジェイケイボストンの落馬直後にはコンゴウダイオーと鞍上の武英智(北村と同期でもある)が接触し、後者も落馬するという大きな落馬事故となっている。そして療養中には普段できないことをしたいということからフランスへ競馬研修を行うなどした。傷が癒えて8月21日より調教に復帰し、9月13日より実戦復帰を果たし、復帰初日に勝利を挙げている。そして復帰2週目の9月21日には2頭落馬というアクシデントの中、セントライト記念をダイワワイルドボアで勝ち、2008年初重賞勝ちを記録した。

 2011年1月1日付けで、それまで所属していた藤沢厩舎を離れてフリーとなった。


 「2011年の1月1日付けで藤沢和雄厩舎から離れてフリーになった。その後も藤沢厩舎で乗っていて、鹿戸雄一、大竹正博、国枝栄といった他のラインが切れずに2010年を上回るペースで勝っている。特に鹿戸厩舎では[4・11・2・21]の連対率.395と優秀な成績で、今後も注目すべきだ。古賀慎明厩舎で主戦をつとめているが、同厩舎は2011年の成績がひと息。ペースが合わないポジショニングをしたり、仕掛けどころがチグハグだったりで安心して見ていられないところがある。そのあたりで藤沢師も主戦を任し切れなかったのだろう。2011年の1番人気馬での成績は[11・8・4・15]の勝率.289、連対率.500。単勝6350円、2640円、3350円、2650円などの穴があり、単勝平均配当は998円、回収率は87パーセントと高めの数字になっている。コース別や芝・ダート別、距離別で目立った偏りは見られない。エージェントを担当する専門誌のベテラントラックマンの影響力が弱くなっている気もするが、フリーになったことで人脈が広がる可能性がある。2010年の5月に的場均厩舎の所属馬で単勝19390円の超大穴を出している。論理的で勉強家。コメントは的確でダメと思っている時はニュアンスで伝わってくる。感覚派ではなく、2度、3度騎乗して肌で覚えてからの方が狙いやすい。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)
 ほっさん愛馬での成績 (5戦0勝)

 2006年10月28日 マドリードシチー  3歳未勝利  東京芝2000m    7着/12番人気
 2008年 3月15日 ギムレットシチー  3歳未勝利  中山芝2000m   8着/4番人気
 2009年 8月 9日 シャンスイ      500万下  新潟ダ1200m    11着/11番人気
 2011年10月 8日 アフロディーテ   500万下  東京芝1600m     5着/4番人気
 2012年 1月28日 フランベルジェ   3歳500万下 東京ダ1600m   13着/13番人気

2013年5月19日 東京10R フリーウェイSでプリンセスメモリーに騎乗する北村宏司騎手。(5番人気14着)。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「新潟2歳Sの2〜5着はタイム差なしの大接戦。2着イスラボニータ、4着ウインフェニックスはいちょうSで1着、2着。3着ピークトラムはデイリー杯2歳S3着。5着マーブルカテドラルは芙蓉S1着。メンバーランクは高かったと評価できる。マーブルカテドラルは序盤から引っ掛かって5着。それを芙蓉Sできちんと矯正。牝馬同士なら一歩リード。クリスマスは距離延長、当日輸送と課題は多いが、スピードの絶対値が違う。マイネグレヴィルは芝1600メートルへの対応が鍵だが、特殊な道悪とはいえ、札幌2歳S2着は立派。ツクバアスナロの前走は不良の平均ペースでラスト2ハロン12秒0→11秒9。これは出色の記録。東京向きのタイプ。」


短評は「伏兵多し」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
プライマリーコード △△
マイネグレヴィル
ニシノミチシルベ
パシフィックギャル
マーブルカテドラル
ヴィズビー
ツクバアスナロ △△
クリスマス △△
バウンスシャッセ △△
マイネグラティア
ハッピーベリンダ
ミュゼリトルガール
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
マーブルカテドラル 5.0
クリスマス 5.8
マイネグレヴィル 6.8
パシフィックギャル 7.8
ニシノミチシルベ 10.3
ミュゼリトルガール 11.5
ツクバアスナロ 12.6
プライマリーコード 12.8
サクラパリュール 14.9
バウンスシャッセ 15.2
マユキ 17.5
ハッピーベリンダ 22.9
以下29倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走
バウンスシャッセ 70 70 −13.7
マーブルカテドラル 85 71 85 85
クリスマス 91 87 91
マイネグレヴィル 89 75 85 89
パシフィックギャル 85 72 85 82
ニシノミチシルベ 84 71 84


デイリー馬三郎

本紙の見解

「昨年はA着のアユサンが桜花賞馬に輝いたレース。今年も来春をにらむ素質馬が集って、重要な意味となりうる一戦だ。
 ◎マーブルカテドラル。新潟2歳Sは行きたがったこともあって粘りに影響したが、前走の芙蓉Sでは我慢を利かせた形で中団から脚を伸ばし快勝。折り合い面で進境を見せ、脚質に幅を出たことは今後に向けても価値のある内容だった。千四とはいえ、新馬戦でコースを経験済みなのも心強い材料。直前の動きからも態勢は文句なく、まともなら首位争いだ。
 前走で◎の後じんを拝した○パシフィックギャルは初のマイル戦で4角で置かれたのが誤算。それでもB着まで詰めた脚から能力上位は明白。大跳びで構えられる東京はプラス。決め手比べになれば逆転も。〈石堂〉」

◎ マーブルカテドラル
○ パシフィックギャル
▲ マイネグレヴィル
× プライマリーコード
☆ クリスマス

以下省略

バウンスシャッセは本紙無印(>_<)

コメント

「道悪の前走は度外視。初戦の内容からも素質は確か。血統面も東京向きで良馬場なら反撃。」

追い切り評価

「馬体、フットワークに柔らかみがある。立て直した効果は十分。」


バウンスシャッセは全13記者中 ◎(本命)印 2記者、〇(対抗) 3記者、△(6番手以下評価) 2記者、無印 8記者と良いか悪いか、はっきりと評価が分かれています。

重鎮・弥永明郎記者 ◎!!

弥永明郎 極−KIWAME−

 何を基準に置いて予想の出発点とするか。キャリアの浅い2歳馬に格は意味を持たない。タフな府中のマイルへの適性と器の大きさ。プラス伸びしろがテーマか。◎バウンスシャッセが見栄えのする上質の姿形に変わってきた。ケイコでのフォームにも切れが出て、いい方向にグングン伸びている。柔らかいロブロイ産駒の牝馬はこぞって走っているし、府中との相性も悪くない。この相手でも勝ち負けに持ち込める器だ。
 気分良く抑えることができた芙蓉Sではじけまくった○マーブルカテドラル。自在に競馬ができることを証明したようにセンスが高い。サフラン賞の▲ニシノミチシルベは前が壁にならなければVのシーンも。それでも、ラストのもうひと伸びに本物の脚を見た。楽にチップで好タイムが出る×クリスマスだが、やはり距離が微妙で。

◎ バウンスシャッセ
○ マーブルカテドラル
▲ ニシノミチシルベ
× クリスマス
☆ パシフィックギャル
△ プライマリーコード
△ マイネグレヴィル

JRA−HP

2歳女王決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズへの路線のさらなる充実を図る目的で、関東地区における前哨戦として昨年新設されたアルテミスS。第1回の2着馬アユサンがそのあと今年の桜花賞を制したことで、早くもレースの存在意義が確立された感はある。今年も豊かな将来性を感じさせる好素質馬が多数エントリー。広々として力勝負になりやすい東京競馬場の芝1600mを舞台に、若き乙女たちがハイレベルなV争いを繰り広げる。

出走メンバーの中でただ1頭、すでに重賞タイトルを手に入れているのがクリスマス(牝2・斎藤誠)だ。6月30日のメイクデビュー函館(芝1200m)で2歳コースレコード(1分09秒3)をマークし、2着馬に1秒1差をつけて楽々と逃げ切ると、続く前走の函館2歳Sでは2番手から鮮やかに抜け出して先頭でゴールイン。無傷の2連勝を飾った。前走後は放牧でひと息入れ、今回は約3か月半ぶりの戦列復帰となる。休み明けに加えて、デビュー2戦から一気に400mの距離延長、未経験の東京・芝コース、初の当日輸送と克服するべき課題も多いが、能力の底をまったく見せていないだけに、楽しみは大きい。

マーブルカテドラル(牝2・上原博之)は、6月22日に行われた牝馬限定のメイクデビュー東京(芝1400m)を、好位から力強く抜け出して初陣V。約2か月のレース間隔をあけて臨んだ前々走の新潟2歳Sは5着と掲示板を確保したあと、前走のオープン特別・芙蓉S(中山・芝1600m)で見事に2勝目を飾った。唯一の敗戦を喫した新潟2歳Sは、勝ち馬には0秒5差の完敗だったが、2着馬とはハナ+クビ+ハナ差の同タイムで入線。また、牝馬で先着を許したのは優勝馬ハープスターだけ。そのハープスターが不在の今回は、主役級の評価が必要になる。

マイネグレヴィル(牝2・和田正道)は、7月14日のメイクデビュー福島(芝1800m)を2着馬に5馬身差で楽勝すると、その後は函館競馬場へと転戦。2戦目のオープン特別・コスモス賞(芝1800m)は3着、3戦目の札幌2歳S(函館・芝1800mで開催)では2着と、続けて上位争いを演じ、いずれも優勝馬とタイム差なしの接戦だった。まだ1勝馬ながら、重賞級の力があることは実証済み。全3戦が右回りコースの芝1800mとあって、今回は左回りコースの芝1600mという舞台に対応できるかがポイントになる。

パシフィックギャル(牝2・手塚貴久)は、6月30日に行われた芝1800mのメイクデビュー福島を1番人気に応えて快勝。その後に放牧でひと息入れて臨んだ前々走の500万下・アスター賞(中山・芝1800m)は2着に敗れたが、勝ち馬とはハナ差の接戦だった。芝1600mに距離が短縮された前走のオープン特別・芙蓉Sは3着に敗れたものの、後方追走から最後はじわじわと味のある伸び脚を見せ、1着馬マーブルカテドラルと僅かに0秒2差まで詰め寄った。牝馬同士なら、重賞でも十分に好勝負が可能な能力を持っている。

ニシノミチシルベ(牝2・手塚貴久)は、9月14日に行われた牝馬限定のメイクデビュー中山(芝1600m)を1番人気に応えて快勝。スローペースを中団でうまく折り合い、外を回って楽々と抜け出すという強い勝ち方を披露した。中2週で臨んだ前走の牝馬限定500万下・サフラン賞(東京・芝1400m)は、スタートで後手を踏みながらも長くいい脚を使って、勝ち馬から0秒2差の2着に好走。能力の高さと東京・芝コースへの適性を示す走りだった。デビュー勝ちを飾った芝1600mに距離が延びるのはプラス材料。十分に重賞制覇を狙える位置にいる。

プライマリーコード(牝2・佐々木晶三)は、8月11日のメイクデビュー函館(芝1800m)を勝ち上がったクロフネ産駒。良馬場ながら時計の掛かるコンディションの中、7頭立ての4番手から最後の直線で力強く抜け出し、2着馬に1馬身1/4差を付ける快勝劇を演じた。2戦目の前走・デイリー杯2歳Sは5着に敗れたが、重賞初挑戦で一気の相手強化に加えて2歳コースレコードがマークされた一戦。初戦とは距離・コース形態・時計の速さなど異なる条件が重なった点を考慮すれば、掲示板を確保したことは評価するべきだろう。2度目の重賞挑戦となる今回は、さらにパフォーマンスを上げてくる公算が大きい。

マイネグラティア(牝2・鹿戸雄一)は、6月23日のメイクデビュー東京(芝1600m)を後方から鮮やかに差し切り勝ち。2戦目のオープン特別・ダリア賞(新潟・芝1400m)でも、後方からメンバー中最速タイの上がり3ハロンタイム(35秒2、推定)をマークしてクビ差の2着まで追い込んだ。3戦目となった前走の新潟2歳Sでは好位から伸び脚を欠いて7着に敗れたが、じっくり脚をためたときの末脚の破壊力は相当なものがある。前走後に放牧でひと息入れ、今回は約2か月ぶりの実戦になるが、臨戦態勢はきっちりと整っている印象。初戦Vの舞台で重賞初制覇を狙う。

ミュゼリトルガール(牝2・大江原哲)は、2012年のセレクトセールにおいて3780万円(消費税込み)で落札されたディープインパクト産駒。8月31日のメイクデビュー新潟(芝1400m)では堂々の1番人気に支持され、2番手から危なげなく抜け出して初勝利を飾った。続く前走の牝馬限定500万下・サフラン賞は勝ち馬から0秒3差の3着に敗れたものの、初戦とは一転した後方待機策から最後は力強い伸び脚を披露していた。重賞のメンバーに入っても、潜在能力の高さは一歩も引けを取らない。

ツクバアスナロ(牝2・菊沢隆徳)は、メイクデビュー新潟(芝1600m)2着→牝馬限定の未勝利(中山・芝1600m)1着という戦績だが、その走りはスケールの大きさを感じさせる。2戦ともスタートで後手を踏んで後方を追走し、それぞれメンバー中最速の上がり3ハロンタイム(33秒8、35秒8、推定)で追い込んだ。初戦が左回りコースで良馬場、2戦目は右回りコースの不良馬場と、まったく異なる条件で続けて好走した点も強調できる。スタートに課題は残すが、持ち前の末脚が活きる展開になれば、上位に食い込むチャンスは十分あるだろう。

バウンスシャッセ(牝2・藤沢和雄)は、8月4日のメイクデビュー函館(芝1800m)を1番人気に応えて快勝したゼンノロブロイ産駒。続く前走の札幌2歳Sでは優勝馬に9秒5も離されたしんがり(14着)に大敗した。しかし、芝1800mで1分59秒7という優勝タイムが示すとおり、極端に悪化した馬場状態(不良)で、レース中盤で戦意を喪失したために、無理をさせなかった印象が強い。初戦のセンスあふれる勝ち方から、素質の高さは歴然。一度の大敗で見限るのは早計だ。

マユキ(牝2・森秀行)は、9月14日に行われた牝馬限定のメイクデビュー阪神(芝1600m)を勝ち上がったタイキシャトル産駒。続く前走の牝馬限定500万下・サフラン賞は1番人気の支持を受けた。結果は勝ち馬から0秒5差の5着に敗れたが、スタートで後手を踏みながら最後は上々の伸び脚を披露。メンバー中2位タイの上がり3ハロンタイム(34秒4、推定)をマークしており、決して悲観する内容ではなかった。2度目の東京・芝コースで慣れが見込めるうえに、芝1600mへの距離延長も大歓迎。狙い目は十分にある。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

バウンスシャッセ(14着)

 「シビアな競馬になったけど、それ以前にこの馬場では脚を取られて競馬にならなかった。いい走りをするし、間違いなく素質はあるので、広いコースでまた仕切り直しだね。」(四位洋文騎手・競馬ブック)

 「今日は馬場が悪すぎて、かわいそうな競馬になってしまいました。前半はまだそれなりの位置にいたんだけど、馬場を気にしてこの馬のフォームが乱れていましたから、無理はできませんでした。まだ幼いところはあるけど頭がいいし、心臓もいい馬。今日は参考外の走りと言っていいけど、これからの馬ですし、馬場が広くなるのもいいと思いますよ。少しずつ経験を積んで成長を促していければ、もっともっと良くなってくれるはずです」(四位洋文騎手・キャロットクラブ公式HP)
 「頬当て。二人引き。中団外で折り合って追走していたが、3角で仕掛けても進んでいけずズルズル後退。直線はもう無理をしていなかった。こんな馬場は合わないよう。参考外の内容。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

バウンスシャッセ

 「新馬勝ちが抜け出してからフワフワするくらい余裕があったし、奥の深さを感じる。広いコースは合うと思う。改めて期待する。」(津曲助手・デイリー馬三郎)

 「前走はひどい馬場状態でしたから、フットワークが乱れ、バランスを崩してしまいました。でも、ジョッキーが無理をしなかったので、回復は早かったですよ。広くて馬場のいい東京は向いていそう。大きく変わる可能性はありますよ。」(津曲助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 バウンスシャッセですが、前走は道悪に最後は追うのをやめたという明かな敗因があるとはいえ、勝ち負けには遠く及ばなかったことは事実です。今回は良馬場でやれそうですし、馬場の傷みもほとんどなく、前走のようなことはないと思いますが、どこまでやれるかはさっぱりわからないですね。

 能力だけなら、姉のフロアクラフトがオークスで5着だったようにここでも上位だと思うのですが・・・。人気も低そうですし、追い切りもデビュー戦前ほどの動きではありませんが、私は勝ち負けもあると思っています。鞍上の北村宏司騎手はここ2年は抜群に乗れていますし、もはや超一流の騎手と言って良いでしょう。良く人気薄でも激走させていますし、今回も激走を期待しております。

これ以降は2013年11月2日に作成(27日一部加筆)

●パドック

 馬体重は前走マイナス8キロの504キロ。ちょうどいい馬体に見えました。冬毛が出ていると言われていましたが、映像で見る限りでは毛づやも良く、物見をするなど落ち着かない面はありましたが、全体的にいい印象を受けるパドックでした。

●レース 

 バウンスシャッセのスタートはポンとなかなかのスタートですが、前に行くのかと思いきや、進めず(他馬を気にして進んで行かなかったようです)に10番手の馬群の中を追走します。今後のことを考えて、馬群の中で我慢させるということは大きなプラスだと思います。

 重心の低いいい走り方をするグランデアモーレと違い頭の高いあまり良くない走りだなと映像を見ていて思いました。しかし、道中手応えは良く、折り合っていて、どこまで伸びるか楽しみだと思いました。

 4角出口の勝負どころではついて行けずに一度12番手まで下がります。そこから外に出されて追われますが、ジリジリとしか伸びずに10着で入線。切れる馬ではありませんし、器用な馬でもないことが証明されました。メンバー中唯一の500キロを超える大型馬ですし、今回は休養明けですから、次はもう少し反応が良くなると思います。

●時計の評価

 今回のバウンスシャッセの走破時計は1分36秒1良馬場でした。東京芝1600mの2歳オープンクラスの平均勝ちタイムは1分36秒0良馬場ですから、それに匹敵する水準なものの、競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分34秒4と大きく遅れを取っています。勝ち馬の時計が1分35秒2ですし、昨年から始まった重賞としては物足りない500万特別くらいの水準だったと言えます。

 この結果から、現状少なくともマイルでは重賞では能力不足、500万クラスなら勝ち負け出来るのではないかと推測できます。実際、バウンスシャッセはオークス向き(中距離馬)とデビュー前から言われていましたし、今回は勝った新馬戦前ほどの状態ではなかったですから、1度使われて上積みが大きいと私は思っています。

●レース後の騎手・調教師のコメント

バウンスシャッセ(10着)

 「雰囲気は良かったですし、もう少し伸びてくれると思ったんですが・・・。馬込みで気を遣っていましたし、頭の高い走りになってしまいました。もっと距離があって良さそうです。」(北村宏司騎手・競馬ブック)

 「ゲートを普通に出てくれましたし、もう少し前めのポジションを取りに行くつもりでしたが、ちょっと周りの馬を気にする感じで進んでいってくれませんでした。それでも道中の雰囲気は悪くなかっただけに終いは伸びてくれると思っていたのですが…。今日の感じからマイルは問題ないですが、もう少し距離があったほうがいいかもしれません。まだキャリアの浅い馬ですし、これと決めずに色々試していくのもいいのではないかなと思います」(北村宏司騎手・キャロットクラブ公式HP)。

 「先週は期待もあっただけにちょっと残念な競馬になってしまいました。楽しみにされていた会員の皆さんのご期待に応えられなくて申し訳ありません。レースを改めて振り返るとやはり第一に感じることは馬の幼さでしょうか。何か変なことをするとかそういった幼さではなくて経験が浅いということ。前走は度外視するとして、デビュー戦もきれいな競馬でもまれる競馬もしていませんでしたからね。道中気を使っているような印象を受けた走りでしたし、まだこれからでしょう。だからと言って変に止まったりしているわけではないですし、いくらか距離を延ばした条件で良さそうに感じましたから、先々につなげていけるようにしたいですね。レース後大きなダメージはないように感じましたが、いったんリセットするために放牧に出させてもらいました。今後の具体的なことは状況を見ながらですし、柔軟に考えていきたいですね」(藤沢和雄調教師・キャロットクラブ公式HP)

 「馬の状態に気になる点はなかったですし、いい走りができるのではないかと思えたほどでした。ただ、簡単に表現してしまえばやはりまだタフな競馬を経験していない分気を使ったということなのではないかと思います。パトロールビデオを見ていただくとわかりやすいのですが、最初は田辺の後ろあたりを進めていたのですが、途中からちょっと狭くなった際にふわっと抜けて下がってしまったんです。もともと頭の位置は高めの馬なのでしょうがそれ以上に抜けてしまいましたからね。その後は勝ち馬の鞍ヅレもわかっていたので危険を回避するために少し横にずらして進み直線も外に行けるスペースがあったのでそこを狙おうとしました。ただ、ちょっとギアがあがりきれなかったですね。繊細な面が出てしまった結果となりましたが、あれだけ厳しい競馬のあと普通ならばフーフー言っていてもいいくらいなのにしっかりと整っていました。厩舎が良くしてくれていたということは確かだと思いますし、この馬自身の中身がしっかりしているということなのだと思います。まだまだ良くなる余地のある馬ですし、今後いい形で成長していってほしいです」(北村宏司騎手・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 特別出走手当が411000円。1口で割りますと950円程度になると思われます。

●今後の展望

 大型馬故に反応も鈍く、スピード能力と言う意味ではイマイチなことが証明されましたから、北村宏司騎手が言うように、距離は長い方が良さそうです。今回は10着とはいえ、18頭立ての10着です。勝ち馬からも0.9秒差で、オープンでは現状通用しませんが、自己条件ならもっとやれるでしょうし、或いは右回りが良いか、ダートはどうなのかといろいろと試して欲しいですね。

●最後に

 結果的に力不足を感じましたが、やはり早い段階の芝の中距離を勝ち上がった馬としてはクラシックは目指したいもの。今回の重賞挑戦は有り難かったです。今回のレースで、バウンスシャッセはクラシック、特に距離が1600mの桜花賞では出番がないなと認識できましたし、自己条件からコツコツと可能ならばオークスを目指して行くという程度で良いと思いました。

 元々、金額から言ってもクラシック云々の馬では無く、生涯2、3勝をしてくれれば大成功の馬です。すでに新馬戦を勝ってたくさんの賞金を獲得してくれましたし、満足ですね。そりゃ、今回も勝ち負けできるかも?という期待はありましたし、10着という結果は残念ですよ。しかし、超良血でもクラシックに乗れる馬の数は少数ですし、我が軍団はほとんどオープンの壁に跳ね返されています。難しいものです。

 昨年はバウンスシャッセの姉の愛馬フロアクラフトがオープンのスイートピーS2着でオークスGTへの優先権を獲得して一応クラシックロードに乗ってくれました。フロアクラフトはまだまだこの時期は未勝利戦を勝ち上がれずにもがいていた時期で、3歳1月の結局4戦目で勝ち上がりました。そう考えるとバウンスシャッセは晩成血統のロブロイ産駒でまだまだ未完成ながら、早い時期でこうやって上のクラスで活躍してくれていますし、今回の馬群の中で包まれるという練習もすでにされ初めていますから、経験値という面でも姉を上回っていますし、来年の春にはこの経験が生きて開花するかも知れません。

 コツコツと頑張って欲しいですね。

最後までご愛読ありがとうございました

2013年9月10日立ち上げ 10月5日、6日、9日、10日、13日、17日、21日、23日、28日、30日、11月1日、2日、27日加筆

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2013年 8月31日 第2戦 札幌2歳S GV 函館芝1800m (14着/5番人気)

2013年 8月 4日 デビュー戦 2歳新馬 函館芝1800m (1着1番人気